ＦＸ投資に失敗…“詐欺”元弁護士が起訴内容認める
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弁護士だった当時、架空のトラブルをでっち上げ、依頼者から報酬をだまし取るなどしたとして、詐欺などの罪に問われている男の初公判が福岡地裁で２６日開かれ、男は起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、福岡市東区の会社員、小山格被告（４６）は弁護士だった去年８月、福岡市南区の医師に「過去のトラブルについてインターネットニュースメディアが記事にする動きがある。阻止するためには裁判所への申し立てが必要だ」などと嘘の話を持ちかけ、供託金や報酬としてあわせて８６５万円をだまし取った罪に問われています。
また、２０２０年１月には、福岡市博多区の女性に対し「相手方の預金口座内にある現金の仮差押えを申し立てましょう」などと嘘をつき、裁判所への供託金名目で現金８５０万円をだまし取るなどした罪にも問われています。
福岡地裁で２６日に開かれた初公判で、小山被告は２つの事件とも起訴内容を全面的に認めました。
検察側は冒頭陳述で、小山被告がＦＸ投資に失敗するなどして生活に困窮し、金をだまし取ったなどと動機について指摘しました。