FXテキスト動画「米長期金利睨みの展開続く」 外為トゥデイ 2021年1月13日号
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「12日（火）の為替相場」
（１）：BOE総裁 マイナス金利導入に否定的
ベイリー英中銀（BOE）総裁はマイナス金利について「多くの問題がある」などと述べ、導入に否定的な見解を示した。これを受けてポンドは上昇した。なお、ベイリー総裁はマイナス金利を導入すれば、銀行の収益率確保に向けた取り組みが複雑になり、企業向け融資に悪影響が及ぶ可能性があると指摘した。
（２）：米10年債利回り 1.18％台に上昇
米10年債利回りは約10カ月ぶりに1.18％台に上昇したが、ドル/円は104.30円台の上値抵抗を超えられず上値が重かった。
（３）：米10年債入札に需要集中 ドル売り優勢
米10年債入札に堅調な需要が集まった事を受けて利回りが低下するとドル売りが優勢となった。ドル/円は104円台を割り込んで下落。クロス円はドル/円の下落とストレートドルの上昇に挟まれて方向感が出にくかった。ただ、米国株が上昇する中で豪ドル/円は強含んだ。
「ドル/円の見通し：米長期金利の動向に注目」
昨日のドル/円は104円台を維持できずに反落。一時104.33円前後まで上昇したが、米10年債入札が堅調な需要を集めた事で利回りが低下するとドル売りに傾き、103.72円前後まで下落した。またしても日足一目均衡表の雲に上昇を阻まれた格好で、本日は上値の重さを意識した展開になりやすいと考えられる。104円台に乗せると戻り売りが強まりそうだ。
一方で日足一目均衡表の転換線や20日移動平均線が通る103.40-50円付近が下値支持として機能するか注目されよう。いずれにしても、ドル/円は本日も米長期金利の動向に左右される公算が大きい。NY市場で行われる米30年債入札の結果にも留意しておきたい。
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